うまくことばにできない。

旅と本と頭の中を書き出します。

ルールとマナーを守って楽しく人生を遊びましょう【頭の中】

タイトル通り、ルールとマナーのことを書き出します。

 

とりあえずルールとマナーの定義から。

超簡単に書くとこんな感じ。

 

《ルール》

の従うべき規則であり、主に文章によって規定されたものをいう。

from wiki

 

《マナー》

社会の中で人間が気持ち良く生活していくための知恵である。

from wiki

 

さらに簡単にすると、ルールは「これは守ってね!」てものでマナーは「こうしたら良くなるよ!」てもの。と僕は思います。

 

 

【本題です】

 

今回、なぜこの内容で書いたかというと「ルールとマナーてどっちが大事なの?」という問いを整理したかったからです。

 

比較するものでもないかと思いますが、対比するものがあったほうが伝わりやすいかと思って、敢えてルールとマナーを対比させました。

 

 

【僕の意見は】

 

敢えて対比するなら、僕が大事だと思うのはマナーです。

 

 

【なぜ?】

 

僕は、自分の人生や誰かの人生が、今よりもうちょっと豊かになったら、世界規模でみても、ほんのちょーーーーーーーーーーーっとだけ、平和になっていくと思っています。

 

ルールとマナーの定義を振り返ってみます。

ルールは「守るべきもの」

マナーは「守ったら良くなるもの」

極端かもしれないですが、ルールは守っても、何かが良くなるわけではなくて、マナーを守ると何かが良くなるのかもしれません。

 

具体的な話を2つほど。

 

===スポーツマンシップ===

 

僕は小・中・高とサッカーをしていました。

 

サッカーというスポーツは、結構激しいです。

足を削られてケガするし、疲れるし、相手の形相はものすごいし。

そんで最後には相手を負かして喜ぶっていうなんとも生産性のなさそうなスポーツです。

 

スポーツなので、ルールの中でプレイします。

相手の悪口言ったらダメ。

わざと痛いことしたらダメ。

とかですね。

 

ルールが守られなければ、罰せられるし、退場になったりもします。

だから、ちょっと危なそうなスポーツでも、選手はルールの中で守られていて、安全は保証されています。

 

でも、ルールが全てのスポーツでは、残念ながらスポーツの魅力は体感できません。

 

どんなスポーツでもそうですが、試合が始まる前と、終わった後に挨拶をします。

「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と。

 

これは、多分、ルールではなくて、マナーです。

 

お互いを尊重し、認め合った上でプレイする、という証。

 

僕は、このマナーがめーーーーーちゃくちゃ好きです。

 

試合に勝ったら、思い切り喜んで、かつ相手の検討も「ナイスゲーム」とねぎらう。

試合に負けたら、最後の「ありがとうございました」の挨拶と握手で悔し涙がこぼれてくる。

 

勝ちと負けがあるんだから、どちらかが嬉しくてどちらかが悲しい、という結果になりそうですが、どちらの感情の中にも清々しさが混じっていて、その清々しさはお互いのスポーツマンシップというマナーから得られたものだと僕は信じています。

 

無意識でしたが、僕がずっっとサッカーを続けていたのは、そんなマナーに包まれている環境が心地よく、エモさを刺激してくれてたからなんだと思います。

 

多分、スポーツをしていた人にだったら、この感覚は伝わるかと思います。

 

 

===お互いに気持ちよく===

 

今度の具体例は旅の話です。

 

旅中ってアドレナリンがたくさんでます。

常識も覆って何が正しいのかわからなくなったりします。

 

旅中にはいろんな人と出会いがあって、いろんな人をともに旅をします。

 

例えば、お土産物屋さんで、買い物をする時。

値引き交渉って、日本人は中々熱が入ります。

できるだけ安く!できるだけお得に!

日本では値引きの文化はあまり無いので、熱くなるのもわかります。

 

そして値引きの結果とっても安い買い物が出来た時、現地の人に、困ったような悲しいような顔をされることがあります。

 

その時僕も、ものすごく悲しくなります。

 

値引きに成功したと思っている日本人旅人は、お店の人の悲しそうな顔に気づいていません。

 

「何円以上値引きをするな」というルールはありません。

 

でもなぜか、僕が神様だとして、世界を上から見ていたとしたら「あぁ、ほんのすこしだけ残念な世界になってしまった」って思ってしまうかもしれません。

 

なんででしょうね。

1人は喜んで、1人は悲しくなった。

ルールは破られていないから、世界の幸せの総量は変わらないような気がするのに、ちょっとだけ世界が残念になってしまうような気がします。

 

この時僕はふと「マナーって、思いやりのことなのかな」なんて思い浮かんだりします。

 

 

【つまりは?】

 

ルールを守れば秩序が保たれる、という印象が強すぎるせいで、マナーの大切さが、見失われている世の中になっているんじゃないか、なんて思うことがたまにあります。

 

ご飯を食べる時の作法

人とすれ違う時の挨拶

人と向き合うときの優しさ

 

ルールでは決められない部分を、僕はもっともっと大切にできたらいいな、って思います。

なんとも傲慢な気がしますが、ちょっと熱くなってマナーを見失ってしまった人にも「まあまあ、ちょっと落ち着いて考えてみてよ」って、諭せるようになれたらな、なんんて自分勝手に思ったりもします。

 

 

【まとめ】

 

ルール外の余白を、マナーという思いやりで埋めていくことが、世界がちょっと平和になる鍵なんじゃないか、と思ったりします。

 

そんな一般人の綺麗事です。

 

マナーって素敵なこと、と忘れないように。