『多動力』
『多動力』
読みやすさ★★★★☆
Amazonで半額セールしてたので、旅のお供に購入。
話の内容は主に、「効率化(時間の使い方)」
簡単に要約すると「ホリエモンはなんでそんなにたくさんの仕事ができるの?」って話。
文体は丁寧だけど、堀江さんの想いが乗った文章で、読みやすい。
内容は尖っていて、読みながら同意できる部分と、理解はしつつも納得できない部分がはっきりしてスッキリする。
鵜呑みにするのではなく、自分の考え、大事にしていることを照らし合わせながら読むと気分がいい。
==本の内容について少しだけ
内容で印象に残ったフレーズをいくつか。
①手作りの弁当より冷凍食品のほうが美味い
②準備に時間をかけすぎてスタートが切れない
→これには色々と補足が必要だが、伝えたいことはわかる。
日本人の完璧主義気質に対する意見でもあるのだろう。「上手く手抜きしたら、いろんなことに同時に取り組めるよ。」ってことが言いたいらしい。
まぁ、完璧にする人と、とにかくたくさんこなす人がいて、物事は上手く回ってるのかとも思う。
③「ワクワクしない」ことに時間を使わない。
→僕も同じように考える。ホリエモンほど尖りきった思考ではないけれど。
要は「やらないこと」を決めることで、自分の時間を取り戻そうぜ!って話。
みんなが「やりたいことだけをやる」人生を送ると社会がどうなるのかは予想がつかない。
ただ、1日24時間の中で、出来る限りがワクワクする時間であれば、個々人の幸福度は上がるんだろうと思う。
僕も、ワクワクすることに時間を使うようにはしている。「やりたい」と「ワクワクする」が必ずしも一致するわけでもないので、たまに迷う。
④一方的に電話をかけてくる人間とは関わるな。
→難しい。
要は「電話は、一方的に人の時間を奪ってしまうから、突然電話をかけてくる人には時間を奪われてるぞ!気をつけろ!」ってことが言いたいらしい。
これは賛否分かれると思う。
僕は突然電話をかけてきてもらって構わない。そのほうが手っ取り早く事が片付くこともあるし。
これは、尖りきってると思う。が、同意する人もいるような気もする。
正解ってありそうななさそうな…
⑤原液を作れ。原液を薄めるな。
→これは、ニシノさんの「革命のファンファーレ」でも書かれていた。
ニュースを作るのではなく、ニュースになれ。っていう話。
例えばホリエモンだったら、テレビの収録に出演していなくても、その番組内で話題に上がったり、ニュースに取り上げられたりすれば、それだけで知名度が上がったり、勝手に発信されたりするよね、ってことだそうな。
ホリエモンが原液を作って、テレビが原液を薄める、ということ。
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尖った人の思考は面白い。