うまくことばにできない。

旅と本と頭の中を書き出します。

信用を稼ぐ、っちゅー話

最近巷で言われる「今の時代、お金より信用を稼いだほうがいいよ」って話について、近頃思うことをつらつらと。

 

最近読んだ、キンコン西野さんの「革命のファンファーレ」にも似たようなことが書いてありました。

 

信用を稼ぐってのがどういうことか、僕なりに考えてみたら、大きく2つの形に分かれるのかな〜と思ってます。

 

①実績と実力に対する信用

人間性に対する信用

 

結論から言うと、僕は②の信用を大切にして生きたい。

 

※①と②どちらのほうが良いとかではなくって、僕が大切にしたい方の話です。

 

まぁ実は、実績に対する信用と人間性に対する信用は両立できると思うんですけれど。笑

 

===①実績と実力に対する信用とは

 

「あの人が言うんだったら本当だろう」

「〇〇したことあるから出来るだろう」

というもの。

海外留学2年してたから英語が堪能、とか、世界一周したから旅に詳しい、とか。

 

これって「出来る」という観点においては、根拠があって信頼感がある。

結果を出してるんだから文句は言えねぇ。って話ですね。

わかりやすいと思います。

 

===人間性に対する信用とは

 

「あの人が言うんだったら本当じゃなくても信じよう」

「出来るかわからないけど、あの人にお願いしても後悔しない」

というもの。

あの人はいつも約束は守るから、とか、人としてのマナーが良いから、とか。

 

これは「出来る」とういう観点においては、信頼感はないんですが、成功しても失敗しても納得はできる。って話ですね。

 

===なんで、人間性に対する信用を大切にしたいのか。

 

食べるためにお金を稼ぐ。

生きるためにスキルや肩書を身につける。

有名になった分だけ人としての価値がつく。

 

正論ですし、否定できないし、真理だとも思います。

 

ただ、僕個人の価値観的には、なんとなーくですが、温もり不足な気がしてしまうんです。

 

僕は、結果より過程を見られてきたゆとり世代なので、こういう考えに至ってるのかもしれませんが。

 

世界は人の優しさで保たれているような気がしていて、その優しさからにじみ出る人間性が人と人を繋げている。

 

例えばの話です。

 

2人の人が死を目前にしています。

あなたはどちらか1人を救うことが出来ますが、もうひとりは救うことができません。

 

1人は、資産1兆円の資産家で「僕を助けてくれるなら、あなたの面倒は一生見る」と言ってくれる人。

その言葉に嘘はありません。デタラメでもありません。実績がその言葉の信用性を語っています。

 

もう1人は、あなたの母親です。

 

例外を除いて、多くの場合は迷わず後者を救うと思うんです。

 

それは自分にとっての利害を無視した決断で、人としてどうしても捨てられないから、だと思うんです。

 

僕は、人の温度に触れるように生きたいです。

 

 

僕の尊敬する人が「ストーリーのあるものに触れて生きたい」と言っていました。

 

人の想いや、感情に触れると人間、情がわくものです。

その情は決して悪い気持ちではなくて、その人の人間性に触れた証だと、僕は思っています。

 

人間性を信用することは、心のつながりです。

僕は、心のつながりが、人の人生を幸せにすると思っています。

人間性に対する信用は、人生を豊かにしてくれると思い込んでいます。

 

だから、僕はどうしても「人に、好きでいてもらいたい」という思いが拭いきれません。

弱っちいもんですね。笑

 

 

さて、最後に僕への殺し文句でしめます。

 

 

 

「そんなことは実績を出してから言ってくれ!」

 

...ぐうの音も出ません笑