うまくことばにできない。

旅と本と頭の中を書き出します。

【革命のファンファーレ】西野亮廣

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『革命のファンファーレ』
西野亮廣
読みさすさ★★★★☆

えんとつ町のプペル”で有名になったキングコング西野のビジネス書。

話の内容は主に「お金」と「広告」の2つの視点。
文章に堅苦しさはなく、難しい専門用語も並ばないので、読みやすくて良い。
お金や広告に対しての価値観に改めて向き合うのにはもってこいの一冊。

西野さんの考えに対して、具体的な方法や行動が描かれているのが、説得力になり、イメージもわく。

お金を稼ぐ時代は終わった。これからは信用を稼ぐ時代だ、というニュアンスを含んだフレーズが多々出てくる印象が強い。

現代のお金の在り方について、変化の兆候を唱えているのにはとても同意できる。
信用を稼いで、マネタイズするタイミングを後ろに持ってくるという話が印象に残っている。
稼いだ信用を小出しにして、必要な時にお金に変える、という考え方。
具体的な話だと、polcaやクラウドファンディングがそれに当たる。
稼いだ信用を”使う”という意味では僕とは価値観は異なるが、お金という現物より「信頼」や「信用」が、成功や幸せにつながってくるものだと思っている。

広告の話しては、ざーーっくり分類するとステマステルスマーケティング)の話。

「ニュースを作るのではなく、ニュースになること」にこそ宣伝効果があるという考えは、まさにその通り。
自らが発信する言葉より、他人が話題に上げる噂話や批判、応援のほうがよっぽど人の心に届く。

発信の形は何も、大声で叫ぶことだけではない。ということを学んだ。