「人はいつ死ぬと思う...?」と同じくらいの問い
ワンピースの冬島(チョッパーが仲間になる物語)で、Dr.ヒルルクは問いました。
「人はいつ死ぬと思う...?」
彼はこう自答します
「人に忘れられたときさ」
深いですね。
僕はそんな難しいことはよくわかりません。
が、よく海外を旅するので、この言葉を重ねてしまいます。
「人はなぜ旅をするのか」
生死に関わる話でもなければ、哲学的な話でもない。
なんとなく友達と話してて「なんで〇〇するんだろうね〜笑」くらいの問いかけのように思えます。
僕は旅が好きなので、たまたま旅に重ねただけですが、人はなぜ旅をするのか、という問いは、なかなか答えに辿り着かないような気がしています。
生涯「旅(旅行)をする」という価値観を持たず、実際に旅(旅行)をしない、という人は少数派だと思います。
なので人の頭には、基本的に「旅は人生に必要なもの」という認識があるのでしょう。
でも、なぜ旅するのか。
僕なりに考えてみました。
・人との出会いに溢れているから
・新しい価値観が培われるあら
・綺麗な景色が見たい
・非日常を味わいたい
・一緒に旅する人との友好を深めたい
・食べ物が好き
・文化を肌で感じたい
・一人でゆっくり旅して、考える時間をとりたい
・旅ってなんかかっこいいから
・リフレッシュしたい
・なんとなく遠くに行きたい
どれも、多分そのとおり、です。
僕は、Dr.ヒルルクの「人はいつ死ぬと思う...?」「人に忘れられた時さ」という自問自答に「確かにな」と納得感を感じずにはいられませんでした。
ただ一つの答えなんてあるはずもないのに。
旅をする理由には、「確かにな」と感じさせてくれる一つの答えが見つかりません。
どれも正解な気がして、これこそが旅する理由だ!と言い切れません。
それでも旅をしたいと思うのが、不思議で不思議で、問うてしまいます。
僕は今ゲストハウスで働いていて、人の旅に触れる機会が多々あります。
そんな中で「あ、この人たち『旅してよかったぁ』って思ってくれたはずだ」と感じる瞬間があります。
それは
想定外のことが起こった瞬間
です。
思いがけない出会いや
想像を超えた絶景や
意外な美味しさ
「思ったより〇〇だ」、という瞬間に立ち会った時、旅してよかった、と感じるように思います。
僕が今「人はなぜ旅をするのか」と問われたら、こう答えるかもしれません。
予想もしなかった何かが起こるかもしれない、というワクワク感が駆り立てられるから。
知らんけど。笑
Dr.ヒルルクのように、納得感の出る答えはまだまだ見えないけれど、まだ見ぬ何かに突き動かされて、旅していこうと思います。