ヒッチハイクイベント企画し「てみた。」
大切なものってなんだろう?
たまたまヒッチハイクというキーワードで集まった19人。
別にみんなにヒッチハイクさせたかったわけじゃない。
どことなく不安げでそわそわした雰囲気と、でもやっぱりワクワクしてるその不思議な表情にちょっと笑ってしまった。
ビギナーだとかベテランだとかそんなものはなくて、笑ってしまったのはたぶんこの先まっている冒険がこの人たちの笑顔の記憶に残るのかもなーって思ったからなのかもしれない。
1泊2日の旅を終えて集合場所にしておいた長野の野尻湖にあつまってくる。
案の定みんな笑顔だった。
ほっとしたのか大冒険の話を胸に秘めてるのか、予約してあったコテージの壮大さに歓喜。
また笑顔だ。
ひとり、またひとりと長野に到着してだんだん賑やかになってきた。
みんな笑ってる。
夜はみんなでバーベキュー!お酒片手に宴が盛り上がる!
おれは近くのコンビニになんども買い出しにいった。たぶんにやにやしてたんじゃないかなぁ。
何回も乾杯して、みんなの恋愛トークなんかしたりして、まじめな話もしてみたり、ギューッと詰まった数時間。
一呼吸おいて、みんなの旅の話を順番にしてみる。
出てくる出てくる。バイク乗せてもらった人、キャンピングカー乗せてもらった人、家に泊めてもらった人。
嬉しそうに話してる。
ふと思った。
自分の作りたかった空気感があったかもしれないし、伝えたかったことがあったのかもしれない。
上手に空気をつくれたわけじゃないし、ちゃんと伝えられたわけじゃないけど、でも、まぁいっか、ってなった。
そこに少しでも笑顔があるのならそれでじゅうぶんなのかな、なんて思ったりした。
それは妥協なんかじゃなくって、大切なものってそこに笑顔があるってことなのかもしれない。
笑顔があるならこれでよかったんだって思えるし、それだけで価値のある時間なはずだから。
ヒッチハイクイベントを企画してみたら思わぬ大切なことに気づいた。