コンサートを聴きに行っ「てみた。」
ガラにもなくコンサートに行ってみた。
知り合いが「所属してる楽団のコンサートやるからくる?」と誘ってくれた。
今の住みかは石川、コンサート会場は大阪。近くない。
音楽通ってわけでもないし、むしろ小学校のときにリコーダーが多少吹けたくらい。
大学では「ギターでもやるか」と安いエレキギターを買ってみるもあたりまえのようになげだした。
ギターはしりあいにあげた。
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「なぜだろう?」行くことにした。
大阪へむかう夜行バスの中、考えていた。
知り合いのコンサートだから?普段しない体験をしたいから?
うーーん。分からない。
理由が分からないってのはなんともいえないモヤっと感がある。
考えるのはやめた。
大阪について、会場にはいって席をみつける。
開演にはまだ早い。来場してる人もまばら。
ウトウトしてしまった。
、、、ふと目がさめると、舞台で指揮者がタクトを振る直前だった。
じぶんがねてる間に座席を探してまえをとおったお客さんがいるとか考えると、なんだか恥ずかしい。
気づけば会場の座席はいっぱいになっていた。
約3時間の公演。感想は「すごいなぁ」しかでてこなかった。
ざんねんながらじぶんには音楽を評価できるほど知識もなければ感性もない。
けれど、ばちがいな空気感を勝手に感じながらも頬があつくなるように興奮したのははっきりとわかる。
「あぁ、おんがくもいいなぁ」って。そう思えただけでわるくないのかもしれない。
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いつもと違う経験をして、なんだかちょっとおとなになった気分。
火照った頬がまだすこしだけ熱をもってる。
なんだかいい日だったな。
そういえば、1年前に買ったハーモニカが家にしまいこんである。
「帰ったらちょっと遊んでみようかな」